長渕剛氏

 無駄な贅肉を拒否し、肉がそげてシャープな頬。着衣の上からでもわかる、パンパンに張った大胸筋や大腿筋。そんなアスリートのような長渕剛がこのインタビューで最初に発した言葉には、自分の耳を疑った。

 

「この10年、オレ、欠かさず日誌をつけているんだ」
 

 

長渕のパブリック・イメージからは几帳面に日誌を書く姿を想像できなかった。間近で向き合うと、するどい目は厳しさと同時に穏やかさも感じさせる。しかし、日誌をつけるキャラクターには見えない。

 

「その日の出来事、食事内容、そしてトレーニングのメニューをね、毎日書きとめている。書くとは事実を自分に突きつける作業。オレには絶対に必要」
 

 

その日にやると決めたことをやらないと、長渕は自分に我慢がならなくなる。

 

「できなかった、クソッ!」
 悔しさを晴らすために、翌日は倍のトレーニングを行う。

 

「日誌を書くと、その日の自分のほんの小さな弱さを見逃さずに済む。

 

反省もする。取り戻そうとする。自分のケツは自分で拭いてケジメつけて生きていくという当たり前の覚悟が宿る」
 

 

長渕の一日は、朝7時のストレッチで始まる。ベッドの上でおよそ20分、身体を入念にほぐして、本格的な筋力トレーニングに入る。懸垂、腹筋、背筋、広背筋を鍛えるラット・プル・ダウン、ロープ(縄跳び)……などを約2時間行い、ようやくその日最初の食事を摂る。

 

炭水化物は1食80gだ。ジャケットのふところをまさぐり、ラップに包まれた小さめのおにぎりをひとつ見せてくれた。

 

「自宅にいる日の食事は蒸し魚、生野菜のしぼり汁、ボウル1杯のサラダ。

 

カロリーは少ないが量は多い。腹いっぱいになる」
 音楽活動は、午前のトレーニングと食事を終えてから始める。
 

 

長渕は音楽を作り歌い演奏するアーティスト。アスリートが生業ではない。それなのに、なぜここまで身体を鍛え上げ、節制しなくてはいけないのか。
 

 

デビューは1978年。大ヒット曲「順子」や「乾杯」を歌い始めた'80年代前半は、細身で、長髪で、ナイーブな青年のイメージだ。

 

しかし、'90年代、2000年代にかけて格闘家のような筋肉を身に纏っていく。

 

 

  歌手
出身 鹿児島県
生年月日 1956年 9月7日(55歳)
家族・親族
  • [元妻] 石野真子
  • [妻] 志穂美悦子
  • [子] 長渕文音

 

 

Name 長渕 剛
Background singer
Birth_name 長渕 剛
Alias
Blood ABO式血液型 A型
School_background 九州産業大学芸術学部写真学科中退
Died
Instrument
Genre フォークソングニューミュージック
Occupation シンガーソングライター俳優
Years_active 1977年(昭和52年) -
Label ビクターエンタテインメント ビクターレコード(1977年)EMIミュージック・ジャパン エキスプレス(東芝EMI)(1978年 - 1996年)フォーライフ・ミュージックエンタテインメント フォーライフ(1997年 - 2008年)ユニバーサルミュージック_(日本) ナユタウェイヴ・レコーズ(2009年 - )
Production Office REN(オフィス・レン)
Associated_acts 笛吹利明、瀬尾一三
Influences 吉田拓郎、加川良、友部正人、遠藤賢司